電験3種の合格部屋 電験3種取得で得るもの

電験3種取得で得るもの

 合格の通知が来たときは嬉しいですし、達成感を得ることもできます。
 合格率が毎年10%前後ということからも、けっして簡単ではない試験なのですから大したものです。

電験3種は自己管理能力が合格のカギ

 電験3種という試験は、難しくはないけれども、かといって簡単でもない資格です。雑に学習しただけでは、電気設備系に従事している方や大手企業工場の幹部の方でさえ涙を飲む可能性が多分にある資格なのです。電験3種に何度も落ちて、5回目や6回目で合格する人もいます。これは3年内に合格すればいいという制度というのが多少なりとも受験者心理に影響し、真剣に学習しない人が多いのではないかと考えます。約10%という合格率の低さから見てもそういうことでしょう。

 つまり、自己管理をして、毎日学習を続けることができれば合格する確率は高くなります。

 電験1種や弁理士、技術士二次などは毎日確実にやっていても難易度が高いですから、不合格という残念な結果になる方がたくさんいらっしゃいますが、電験3種は、毎日学習をして何度も復習を行えば、試験で合格点が取れるようになっています。極端な話、中学生の数学が解っていれば合格できますから、自分はダメだ、とか言い訳を言わないようにすることもできます。

 電験3種試験の勉強で自己管理能力を試し、そして身につけることができたならば、その能力は試験以外の様々な生活、仕事でも必ず役に立つことでしょう。

信用が上がり、資格手当てがもらえるケースもよくある

 電気設備業界や大規模工場で働いている方は、資格手当てを毎月もらっている方が多いです。 もちろん会社によってその額は違ってきます。鉄鋼大手とか繊維大手とか……。

 会社によりますが、月に5千円〜2万円ぐらいのところが比較的多いようです。月1万円として、1年で12万円ですから、これを多いと少ない考えるかは人それぞれですが、早めに取って損はないということだけは言えると思います。
 ところで、電験の資格を保有していない電気系の仕事の方でも、仕事ができる方はたくさんいらっしゃいますが、資格を持っているか持っていないかだけで判断されてしまうケースも非常に多いこともまた事実なのです。
 資格保有者数で会社の規模及び仕事のレベルが決められるケースすらあるのですから。

電験を学習し、取得すると

 電気系の仕事ではない一般の方が電験を取得していると何かメリットがあるのか、と言われれば特段メリットがあるわけではありません。弁護士資格や司法書士資格を取得あるいは合格せずとも学習した人なら、大きな契約でボラれないようになる可能性が高くなるというわかりやすいメリットがあるのですが、電験の場合、そういったメリットはありません。

 ですが、理系、文系問わずレベルの高い資格取得に挑戦する際に、『俺はあの時、無理と思われた電験を取ったんだ』『私は電験を取っちゃったわ』など少なからずポジティブになれることでしょう。

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